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御所周辺てくてく散歩 後編の後編

御所周辺歩きレポ、思ったより長引いております(笑)
今日はいよいよ相国寺の伽藍を見て歩きたいと思います(^^)

まずは方丈から・・・
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禅宗の伽藍は南北に山門、仏殿、法堂、方丈が同一軸線上に並んで配置されています。ここ相国寺も例外なく
南に建つ法堂と渡り廊下で繋がっていました。幾度も災火に見舞われた方丈は1807年に再建されたもので
現在では京都府有形文化財に指定されています。

方丈の東隣には同時期に再建された庫裏の屋根も垣間見えます。
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それでは再び方丈に目を向けます。拝観料をお支払してずずいっと奥へ進みましょう♪
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飾り窓から白砂が美しい前庭が見えます。禅宗らしく過度な装飾を一切排してすっきりとした清々しさがありますね。
前庭に面した板戸に描かれているのは『白象図』。江戸後期の画人、原在中の手によるものです。

白象図をぐるりと回り込むように浜縁を進むと、シンプルなモノクロームの前庭とは対照的に、緑豊かで立体的な
裏庭が見えてまいりました☆
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まるで深山の渓谷を縮小したよう!さすがに紅葉も終わりに近づいているようで、やや色褪せてはいますが
逆にそれが初冬の侘びを感じさせますね。

続いては法堂へ。。。
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法堂建築としては最古のもので初建は1391年。その後4度の兵火などによる焼失の憂き目を経て1605年に
徳川家康の命により豊臣秀頼が米1万5千石を寄進して、5度目の再建を果たしました。
単層入母屋造りに本瓦葺きのシンプルな禅宗様建築ですが、その細部にご注目を!
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細工の流麗さと均等美に惚れ惚れしますね~(≧▽≦)蟇股には勇壮で迫力たっぷりの獅子が彫られていました。

こちらの法堂の天井には蟠龍図が描かれています。
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(内部は撮影不可です。こちらは公式HPよりお借りしています。転載厳禁
およそ9mの真円の中にくっきりと浮かび上がる龍の姿は、なんと1605年の再建された際に狩野光信によって
描かれた当時のまま残っているものなのだとか(@0@)円相外に描かれていたという雲は剥落してしまい
現在ではわずかにその名残だけとなりましたが、龍の悠々たる体躯とどの位置からも睨まれているように見えるという
『八方睨み』の迫力は衰えることを知りません。

禅寺によく見られる龍の天井画。。。今までにも天竜寺、妙心寺、建仁寺、南禅寺などで拝見してきましたが
この相国寺の龍はよりプリミティブで荒々しい勢いに満ちているように感じました(*^人^*)

須弥壇の脇のある特定の場所で手を打つと、その音が反響してまるで龍が鳴いているかのように聞こえることから
『鳴き龍』の別名を持つ蟠龍図は必見です!

ただいま相国寺では秋の特別拝観として普段は非公開の開山堂にお邪魔することができます(12月15日まで)
開山堂とはその名の通り相国寺を開山した夢窓国師の木像を安置しているお堂で最も重要な伽藍です。
見どころはなんといってもそのお庭でしょう!
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手前が白砂敷きの平枯山水、奥部が軽くなだらかな苔地築山となっており、昔はその間を上賀茂から南流する
幅五尺ほどの小川が流れていたのだとか(@0@)
開山堂のお庭はこのように築山と水流による山水と白砂に庭石を配した枯山水という二様の形式が同居し
一体となって連携の美を醸し出している非常に面白い造りとなっています。

広大な境内のあちこちに名残を惜しむかのような紅葉がまるで燃えるような緋色や黄金色に輝いていました。
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方丈池に架かる『天界橋』に大きな鳥がすっくと立っていました(写真右下)なんていう鳥なんでしょうか(^^)

色々な寺院にお邪魔させていただいてそれぞれの宗派ならではの魅力を楽しませていただいていますが
個人的にはやはりこの相国寺のような禅寺に心惹かれるように感じます。
世界遺産である金閣寺や銀閣寺のいわば『大ボス』(笑)である相国寺、その風格と歴史の重みをしっかり受け止めて
帰路につくといたしましょう。


・・・というわけでなんとか、まとまりましたね(笑)

長々とご静聴いただきましてありがとうございますm(_ _)m
次回は真言宗総本山教王護国寺(東寺)レポをお送りする予定です(エ~~~ッ?!笑)
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↓素敵カフェ発見☆

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女性一人だと足を踏み入れるのをちょっとためらってしまいそうな古いビルの階段を上がった2階にある
FACTORY KAFE工船さんです☆

こちらのビルはなんでもその昔は進駐軍の病院だったとかで細く薄暗い木の廊下の両側に小さな部屋が
いくつも並んでいて、正直、夜中に歩いたらほぼ肝試し的な感じなのですが(^^;手前から二つ目右手のドアを
ひとたび開ければ、漆喰の白壁にレトロシックな素敵空間が広がります♪
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カウンターに並ぶどこか懐かしい感じの台所道具たち。
マスターの談によると『使ったり使わなかったり』なんだとか(笑)
レトロな木枠に縁どられた大きな窓からは小春日和の日差しが差し込み、まるでここだけ別の時間が流れているよう。
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穏やかな人柄のマスターが丁寧に入れて下さるコーヒーは、馥郁とした香りとまろやかな苦みが絶妙です!
普段はインスタントコーヒーにどぼどぼとお湯を注いで
『匂いと色さえコーヒーっぽかったらそれはもうコーヒー!』
と公言してやまないバカ舌のわたくしにも、今までいただいてきたコーヒーとは明らかに一線を画す逸品だということが
よく分かります!
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どっしりとした風味のシュトーレンとこれがまた良く合うんだな~(≧▽≦)

KAFE工船さん。じっくりと通い詰めて常連さんになりたい💛・・・と思わせるオトナの隠れ家のようなお店でした。
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コメント

相国寺♪

こんばんは!

相国寺・・・思いっきり「そうこくじ」と言ってました〜
ちなみに、御香宮も「ごこうぐう」とアホ丸出しの私を見捨てないで下さいね (^^;;

これだけのレポありがとうございます
そして、お疲れ様でした〜 (^^)

かろうじて金閣・銀閣の事は知っていましたが
いや〜立派なもんですね〜
中でも経蔵の上品な佇まいが素敵です!
周りに池でもあれば、経蔵閣で通用しそうな・・・

獅子の蟇股に白象図も惹かれます〜
鳴き龍も聞きた〜い!

我が町ながら、やっぱり京都って凄いですね〜
引き続き、東寺さん編も楽しみにしておりま〜す!




2014/12/11 (Thu) 23:12 | 京都花大黒店主 #- | URL | 編集
おはようございます~

瑞春院の狛獅子も良かったですが
法堂の鬼瓦、カッコよいです。
焼き物でよく作れるものですね。(^^)

デカイ鳥はアオサギだと思います。

元病院のKAFE工船さん、
夜9時までの営業って
恐そう!^^

2014/12/12 (Fri) 10:05 | ボーノ くん #l59D6N6M | URL | 編集
No title

こんにちはぁ♪
法堂、かっこいいです〜!
秀頼は2代目らしく 繊細で芸術的センスを持っていたのかなぁ・・・?
こんな家、住みたいなぁ^^ って、家じゃないですもんね^^;

鳥はボーノくんさんのいうとおり アオサギですね
うちのまわりにも たくさんいて 恐ろしいデカ声で たまに鳴くんですよ〜
ので、我が家では この鳥のことを「恐竜」と呼んでおります^^
   (↑そのままやんけ〜〜!っってね^^;)

KAFE工船さん、けっこう有名ですよね〜
テレビで見たのか??? 誰かのブログで見たのか???
定かではありませんが たしか 
「大家さんに蟹工船のように働きなさい」って言われたのが
お店の名前の由来だったとか・・・・

2014/12/12 (Fri) 11:25 | ぱぴちゃんのねーね #- | URL | 編集
花大黒ご店主さま

こんにちは☆お返事大変遅くなって申し訳ありませんm(_ _)m

地元に長らく住んでいても寺社の名前や地名、読めないですよね~京都ww
わたくしも『玄琢(げんたく)』をずっと“くろぶた”って読んでました。
素直に読めばいいものを「玄人」の「豚(じゃなくて琢なんですけど笑)」と。
なんかややこしく読んだ方が京都っぽかったんですかね(^^;

この相国寺さん、母が通っている鍼灸院さんのすぐ近くで、彼女を送っていくたびに
同志社のキャンパスと合わせて行ってみたい!ってずっと思っていたので
念願が叶って嬉しいです♪同志社はまだ合格通知が来てないんでアレですけど(笑)

全体に禅寺らしい清貧さの中にすごく女性的な優雅さのあるお寺で、金閣寺や銀閣寺からも
想像できる通り、とても垢抜けてるな~という印象でした。
鳴き龍はリア友さんもわたくしも柏手が下手でいまいちキレイに響かなかったんですが(笑)
ご店主さまの御手でぜひ澄んだ鳴き声を響かせてくださいませ(*^^*)

東寺さんも娘を待つ間だけちょっと覗かせてもらうつもりが、拝見し始めたら夢中になって
気が付いたらしっかり拝観料払って隅々まで歩き回ってました(笑)
相変わらずのぼちぼち更新ですけどどうぞ気長にお付き合いくださいませ~💛

2014/12/13 (Sat) 15:40 | あすも #- | URL | 編集
ボーノくんさま

こんにちは♪お返事が大変遅くなってしまい毎度のことながら申し訳ありません!

先日、新聞で読んだのですが京都には『京瓦』という伝統工芸があるのですが
大量生産のための機械化がすすんでおり、手作りによる作品を現役で作っておられる
『京瓦鬼師』は現在たったおひとりしかいらっしゃらないそうです。
相国寺をはじめ、訪れた寺院で見事な鬼瓦や降り鬼の細工をを見かけるたびに
これも国をあげて後世に伝えるべき貴重な技術遺産だと思うのですが・・・

おお!これがアオサギですか。全く動かないので最初は彫像かと思ったんですが
ズームで見ると飾り羽の美しい堂々とした姿に惚れちゃいました(*^^*)
街中ではほとんど見ることのない大型の鳥にとっても、緑豊かな寺院はまだまだ
居心地の良い場所なんでしょうね~

KAFE工船さん、確かに夜の営業はちょっとドキドキしますねwww
ただコーヒーはめっちゃ美味しかったので、彼岸の方々にもぜひ一口飲んでいただきたい!(笑)

2014/12/13 (Sat) 15:53 | あすも #- | URL | 編集
ぱぴちゃんのねーねさま

こんにちは☆お返事が遅れてごめんなさい。。。

そうなんですよ!相国寺、禅宗らしい清廉なお寺なんですけど全体に垢抜けてるというか
すごく洗練された雰囲気なんですよね~♪建物にしてもお庭にしても「もし自分が家を建てるなら」
いろいろ参考になりそうなポイントがいっぱいでした。

アオサギ、身体も大きいですが声も大きいんですね~(@0@)わたくしが見た時は
全く微動だにしなかったので最初は作りもんかと思っちゃいましたwww
静謐な境内だったので遠慮してはったのかしらん(笑)

おお!すでにメディア露出してたんですかKEFE工船さん☆確かに「こだわりの店」って感じで
話題になりそうですものね~。ただ、マスターはすごくおっとりとした穏やかな方で
とても「蟹工船」では勤まりそうにはなかったですけどね(←失礼~~~笑)

2014/12/13 (Sat) 16:00 | あすも #- | URL | 編集

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