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東寺探訪~後編

いよいよ今年も残すところわずか5日。気持ちばかりが焦って一向に作業が進まないあすもです(^^;
昨日の仕事納めに納めきることができず明日も出勤とか。。。orz
家の方も普段のズボラ生活がたたってただいまてんやわんやでございますが、なんとか紅白だけは
落ち着いて観たいものですねwww

そんなわけで年内は読み逃げばかりで失礼いたしますがどうぞみなさまご容赦くださいませm(_ _)m

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さて、ずっと放置状態だった東寺探訪レポをようやくお送りいたします。
いまさら紅葉とはあまりに季節感ゼロでございますが(^^;どうぞご笑覧くださいませ。
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東寺には、弘法大師(空海)が唐から持ち帰った密教の法具や両界曼荼羅、仏舎利など数多くの寺宝が存在します。
この国宝級の寺宝が収められているのが宝蔵です。
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手前に水を湛えた堀が見えますが、実はこの宝蔵は周囲四方をを堀に囲まれているんです。
これは貴重な寺宝を火事の延焼から守るためなんだとか。
平安時代後期に建てられたとされ、現在使われている瓦もその時代のまま。東寺の建物の中でも最古の建築物です。

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堀端にはたくさんの鴨がのんびりと日向ぼっこをしていてなんとものどかな雰囲気です(*^^*)
ひときわ目につくのが堂々とした柳の大木・・・
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こちらは歌舞伎『小野道風青柳硯』の元ネタにもなった、能書家小野道風ゆかりの柳だそうです。
小野道風、ではなかなかピンときませんがこのような絵柄は目にされた方も多いのではないでしょうか?
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そう!花札の『柳』の20点札です!!この真ん中にいる男性が小野道風さんなんですね(^^)
 自らの才に限界を感じて能書家の道を諦めようとしていた道風は、ある雨の日に柳の枝に飛びつこうとして
 繰り返し跳ねている蛙を見つけます。『いくら飛んでも柳の枝に届くはずもないものを』と冷笑していた道風でしたが
 偶然にも強い風が吹いて柳の枝がしなり蛙は見事枝に飛びつくことができたではありませんか!これを見て道風は
 『愚かなのは自分である。蛙は努力を重ねて偶然を己のものにしたのに私はまだ何の努力もしていない。』
 と大いに発奮したといいます。


この柳の下で小野道風は一念発起した・・・かどうかは分かりませんが(笑)確かに小さな蛙でもがんばれば
枝の先に手が届きそうなほど立派な枝垂れ柳でした(^^)

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左の写真は食堂・・・といってもレストランではありません(笑)密教の修行僧にとっては生活そのものが修行の場。
食もまた大切な修行のひとつなんですね。ちなみに『しょくどう』ではなく『じきどう』と読みます。
食事をするための設備はなく、本尊に十一面観音菩薩が据えられ、現在は写経の場として開放されています。

右の写真は講堂です。食堂だの講堂だのまるで学校のようですが、こちらでいう講堂は密教寺院の中心となる
大変重要な建物です。およそ16年の歳月をかけて839年に建立されましたが、のちに金堂や南大門とともに焼失。
金堂が桃山時代に、南大門が江戸時代になって再建されたのに比べ、この講堂は焼失よりわずか5年後に最優先で
再建されたのだとか!このことからも東寺において非常に大切な伽藍だと考えられていたことがよく分かりますね。

内部には立体曼荼羅(正式には羯磨(かつま)曼荼羅)と呼ばれる、大日如来を中心とした二十一体の密教尊が
安置されています。そもそも曼荼羅というのは密教の教えを分かりやすく表現したもので胎蔵界(理)と金剛界(知恵)
の曼荼羅があるのですが、それをよりリアルに体感させるために空海が彫像によって具現化したのだそうです。

今で言うところの3Dってやつでしょうか(笑)
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(内部の撮影は禁止されています。こちらはパンフレットより画像をお借りしています。転載不可)

大日如来を中心とし、その左右に宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来、阿閦如来を配し、
向かって右(東方)に金剛波羅蜜菩薩を中心として金剛宝菩薩、金剛法菩薩、金剛業菩薩、金剛薩埵の各像を
向かって左(西方)には 不動明王像を中心に、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王像
安置されています。またその東西端に梵天・帝釈天像、須弥壇の四隅に広目天、増長天、多聞天、持国天を配して
合計二十一尊となります(赤字は国宝、青字は重要文化財指定)

堂内の壇上に二十一躯の仏像が整然と並び粛然と見下ろされている様に、思わず背筋が伸びます!
それぞれのお顔に個性があっていつまでも見飽きることがありません。特にわたくしがお気に入りなのは
帝釈天と軍荼利明王!帝釈天はめちゃめちゃイケメンなんですよ~(≧▽≦)個人的には佐藤浩市さんに
よく似てらっしゃると思うのですが(笑)

東寺では境内の南から北へまっすぐに金堂、講堂、食堂という3つの大伽藍が並んでいます。
これは仏教における三宝すなわち『仏法僧』を表しているのだそうです。
その三宝のうちの『仏』にあたる金堂には東寺のご本尊が安置されています。
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796年の創建に際し一番最初に建てられたのがこの金堂です。官寺、つまり国立の寺院としてふさわしい
堂々とした佇まいであったそうですが1486年に焼失。現在の建物は関ヶ原の合戦以降に再建されたものです。
中華様式を思わせるシンメトリーが特徴的で壮大な印象を強く感じますが、細部にまで繊細な唐風和風の技術を
巧みに取り入れた素晴らしい造詣です。
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屋根中央の切り上げは平等院鳳凰堂にもみられる形ですが、その両側の降鬼が左右で違ってるのを発見!
全体の構造が完璧なシンメトリーなだけに、なぜこういう造詣になったのか気になるところです。
向かって左側の龍がやけにユーモラスでゆるキャラっぽいところも(笑)

金堂に安置されているご本尊は薬師如来像と左右に日光、月光の両脇侍菩薩像。薬師如来像の台座には
十二神将像が配されており、すべて重要文化財指定です。34.jpg
(画像はパンフレットより薬師如来像。転載不可)

講堂、金堂の東隣には瓢箪池を中心とする美しい寺庭が広がっています。
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パンフレットの境内図を確認してみたところ、特に瓢箪型というわけでもないようですが(笑)
この池をぐるりと囲むように遊歩道が設けられている回遊型の池泉庭園です。
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美しい紅葉が残る池の中にはまるでその紅葉の朱を身に纏ったような錦鯉が悠々と泳いでいます。
夏にお邪魔した時にはたくさんのがいたんですが・・・
2012 05 13 061(←タワーになるくらい笑)
さすがにもう冬眠に入ってしまったのかしらん、一匹も見かけませんでした(残念)

唯一見つけた亀がこちらwww↓
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“亀は万年”のたとえの通り、長寿と健康を願う絵馬です(^人^)

すっかり季節外れになってしまいましたが、せっかく撮影したので(笑)
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ツートンカラーの紅葉というのも珍しいですね。

瓢箪池の奥にあるのが、東寺のイメージシンボルでもある五重塔です。
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総高55mは現存する木造塔としては日本一の高さです。創建は826年ですが雷火などにより四回も焼失。
現在の塔は徳川家光の寄進により1644年に再建されたもので、純和様の組みものが非常に精緻で美しく
全体のバランスも秀逸です。

内部の壁や柱には両界曼荼羅や真言八祖像を描き、須弥壇には心柱を中心にして金剛界四仏像と八大菩薩像を
安置されており江戸時代初期の作風を伝える落ち着いた極彩色に彩られているそうですが、残念ながら非公開。
ぜひ特別拝観の機会を設けていただきたいものですね(願)

東寺は、空海の真言密教に対する信仰と布教への情熱がぎゅっと凝縮されたような寺院でした。
何度訪れても新たな発見と驚きがあって、また改めてその魅力に開眼したという感じです!
桜の季節もまた美しく華やいだ雰囲気が楽しめるそうですので、今度はぜひ春に再訪したいと思います♪
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おまけ
東寺の門前は交番まで情緒がありますな~(*^^*)

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コメント

No title

はじめまして おはようございます

京都は高校時代に行ったきり 訪れていませんが 大好きな街です
もう一度行きたい場所として ずっと京都を考えていました
近い将来 夫婦で寺めぐりでも したいものです。

お仕事も忙しそうで 年末に一年分の疲れがでてしまって
体調を壊さないように ご自愛ください

では また訪問させていただきます

2014/12/29 (Mon) 07:25 | わんこ豆 #- | URL | 編集
わんこ豆さま

はじめまして(*^^*)ご訪問&コメントをいただきありがとうございます。

京都のことを『大好き』とおっしゃっていただけてとても嬉しいです\(^▽^)/
有名無名を問わず、京の街は見どころも多く新しい発見に満ちています。
底冷えの寒さと車の渋滞にはこの際目をつむっていただいて(笑)ぜひご夫婦での
来京をお待ちしておりますm(_ _)m

お気遣いをいただいてありがとうございます。とても励みになります!
何かと気忙しい年の暮れ、わんこ豆さまもご夫婦ともどうぞご自愛いただいて
よい年越しをお迎えくださいませ。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

2014/12/29 (Mon) 10:17 | あすも #- | URL | 編集
東寺さんもスゲ〜‼︎

こんにちは〜

やっぱり東寺さんも強烈ですね〜

二十一尊の中に、国宝が16・重文が5と全てが
指定の文化財とは・・・凄過ぎる・・・
(分かりやすいご解説に感謝!)
まだ未熟な私、仏像を見れるほどの『目』を持っておりません
もう少し目を鍛えてから行くべきでしょうか⁉︎

でも、金堂の龍さんは是非ともお会いしたいのですが・・・(笑)

年末年始は何かとお忙しくされる事と思います
私みたいにダウンされない様、お身体ご自愛下さいね。

2014/12/29 (Mon) 11:23 | 京都花大黒店主 #- | URL | 編集
花大黒ご店主さま

こんにちは(^^)

実はわたくしと娘が通っている美容室がこの東寺さんのすぐ向かいにあるんですよ!
この日は娘がパーマをあてている間ヒマだったのでちょっと寄り道のつもりが
気が付いたらがっつり拝観料払ってました(笑)


東寺さんはさすがは官寺、右を向いても左を向いても国宝と重文の嵐でございましたwww
講堂の立体曼荼羅はぜひぜひご覧になってみてください!わたくしも決して詳しくはないのですが
知識うんちく抜きでその迫力に感動することしきりでした(≧▽≦)
金堂の龍はぜひ望遠でそのゆるーいお顔をつぶさにチェックなさってくださいませ(笑)

お気遣いをいただきありがとうございます(*^^*)
今日でようやく仕事を納めることができました♪明日からはいよいよ放置していた家内の大掃除です!

・・・・・もういっそ引っ越したい(笑)

ご店主さまもどうぞご無理なさらずにゆっくりと年の瀬をお過ごしくださいね💛

2014/12/29 (Mon) 17:46 | あすも #- | URL | 編集
こんばんは☆☆

帝釈天はイケメンなんですね!^^
金堂、瓦と細かい造りの整列が
とっても気持ち良いですが
龍の顔が マンガチッックの不思議。(^^)

今日、スーパーで松飾を買っただけで
まだ、新年の準備が なにもできていません。
あと2日、ドタバタしそうです。^^

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

2014/12/29 (Mon) 21:05 | ボーノ くん #l59D6N6M | URL | 編集
ボーノくんさま

こんばんは☆

厳粛な雰囲気の中で恐れ多いですが、ついついイケメン仏像を探すクセが(笑)
先日訪れた相国寺の鳴き龍もなかなかの美形でしたよ!(←見境なしかww)

降鬼の龍だけがすっごく異質な造形なんですよねwwww
こういう『んんっ??』っていうネタを見つけると思わずニンマリしちゃいます(^m^)

ホントにいよいよ気ぜわしく・・・っていうか切羽詰まってきましたね~(^^;
とりあえず目につくところだけでも体裁を整えられればと思います
(去年もそんなことを言ってたようなトホホ)

こちらこそ本当にたくさんの美味しい楽しいお話を聞かせていただいてありがとうございました。
来年も変わらぬご縁を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
どうぞ奥さまとともに穏やかで良い年越しをお迎えくださいませ(*^人^*)

2014/12/29 (Mon) 23:23 | あすも #- | URL | 編集

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