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シーズンオフの東福寺 その2

今日もまた冷たい雨模様に逆戻りの京都。。。寒いけどなかなか雪にはならないんですよね~
インフルエンザが爆発的に流行ってるようです。どうぞみなさまくれぐれもお気をつけくださいませ。

さてそれでは
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シーズンオフの東福寺の続きです(^^)

東福寺は『八相の庭』と呼ばれる庭園が大変有名です。
この八相の庭とは、お釈迦様の生涯において八つの重要な出来事(八相成道)を表す
蓬莱・方丈・瀛洲・壺梁・八海・五山・井田市松・北斗七星をなぞらえて配された四庭のこと。
昭和13年に近代造園家の重森三玲によって作庭され、方丈を囲んで東西南北四方に配されています。

それではまずは210坪からなる広大な南庭から順に見て回りましょう。
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古来中国の神仙思想では、東の大海の彼方に仙人が住む蓬莱・方丈・瀛洲・壺梁の四仙島があり
仙薬や財宝があると信じられてきました。
南庭ではこの四仙島を巨石で、『八海』を渦巻く砂紋で、『五山』を西方に置いた築山で表現しています。
南正面に設けられた唐破風の表門は昭憲皇太后(明治天皇の皇后)により寄進されたものだとか。

ぜひ、この素晴らしい枯山水庭園を一望してみてくださいませ💛
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 サムネイルをクリック☆するとパノラマ画像がご覧いただけます(*^^*/

東福寺の枯山水庭園はその壮大さと清廉な美しさから龍安寺や南禅寺と並び大変人気が高く
桜や紅葉のシーズンにはこの長い広縁に座る場所もないほどたくさんの参拝客で賑わうそうですが
ただただ寒いだけ(笑)の1月末ともなるとさすがに人の姿もまばら。おかげさまで、
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奇跡の一枚、撮り放題(笑)

まっすぐに続く広縁をつきあたり建物に沿って右へ曲がると西庭が見えてまいります。
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葛石を使って方形に区切られたサツキの刈り込みと砂地が大きな市松模様に図案化されています。
これは古代中国の田制(田を『井』の字に区切ることで等分する)、井田(せいでん)にちなみ
『井田市松』と呼ばれています。
トラディショナルな南庭の枯山水に比べて非常にモダンで現代的な印象のお庭です。

次の角を曲がるとご覧いただけるのが、よりいっそうスタイリッシュな北庭
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ウマスギゴケの緑と敷石の白の色鮮やかなコントラストは、まるで鏡の国のアリスに出てくる
チェスの世界を再現したかのよう!
球形に刈り込まれたサツキとも絶妙の調和を保っていて、彫刻家イサム・ノグチはこの庭を
『モンドリアン風の新しい角度の庭』と評したそうです。
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この敷石は元々、南庭に建てられている表門(恩賜門)に使われていたものなのだとか。

最後に小さな敷地の中に限りない広がりを見せる東庭を見てみましょう。
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雲文様の地割に円柱の石が七つ、北斗七星の形に置かれています。後方には天の川を模した生垣が配され
足下に夜空を覗き込むような小宇宙を造りだしています。

現在、京都では第49回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開という企画が開催されています。
さまざまな寺社でふだんは非公開の文化財が特別に公開されるといもので、ここ東福寺も該当していました。
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偃月橋(重要文化財指定)という木造の橋を渡るとしっとりとした緑陰に囲まれた表門が見えてきます。
こちらが東福寺塔頭のひとつ龍吟庵。第三世住持、大明(だいみん)国師の住居跡で
なんと応仁の乱以前から残る日本最古の方丈建築なのだとか!国宝にも指定されているとのことで
ぜひカメラに収めたかったのですが、建物は撮影禁止ということで残念ながら断念orz
ちなみに表門(写真右)は桃山時代のもので重要文化財に指定されています。

龍吟庵で一番の見どころといえば、やはり重森三玲の手によって設えられた名庭の数々でしょう。
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・・・いきなり何もない庭?(笑)

いえいえ、実はこれも立派な庭園です。方丈正面にあたる南庭は称して『無の庭』
一木一草をも用いずただただ簡素な白砂だけが広がる空漠の世界は見る者の心によって
変幻自在の印象を与えるのかもしれませんね。
竹垣にまるで稲妻のような珍しい装飾が施されていますが、これは次のお庭に関係します。

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西庭はすなわち『龍の庭』。寺名の『龍吟庵』にちなみ、巨大な龍が海中より出でて黒雲を得て
天へと昇らんとする姿を石組みによって表現しています。
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中央に置かれた青石にご注目(写真左)
ピンと立った二本の長石が龍の角を、そこから斜めに伸びている巨石が龍の鼻先になぞらえられているのが
お分かりいただけますでしょうか。この龍の顔にあたる石を囲むように渦巻き状に石が置かれていて
波間に見え隠れするとぐろを巻いた胴体を表しています。
白砂は海の波、黒い砂は黒雲を意味し、周囲の竹垣には雷紋と非常に凝った見立てがなされています。
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こちらのお庭もパノラマ写真でその全貌をお楽しみいただけます。サムネイルをぜひクリック★
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方丈の背後には庭はなく、大明国師の座像を安置した開山堂が建てられています。
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『霊光』と墨された扁額は北朝3代将軍、足利義満の手によるものだとか。

東庭はまた非常に珍しい枯山水庭園です。称して『不離の庭』
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赤砂を全面に敷き詰めるというなかなかパンチの効いた石庭は、幼少の頃、狼に襲われそうになった
国師の身を二頭の犬が守ったという故事に基づいて作られたのだそうです。

この赤砂は鞍馬の赤石を細かく砕いたものが使われていますが、この赤石自体が今では非常に
入手困難となっており貴重なものだそうです。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
稀代の天才作庭家、重森三玲の世界を存分に堪能できる東福寺の寺庭めぐり・・・
桜も紅葉もありませんが、これらのお庭を拝見するだけでも足を運ぶ価値が十分にあると思います💛
むしろ人が少なくてじっくりと楽しめて良かったかも~~(≧▽≦)

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次回は龍吟庵以外にも数多くある塔頭を散策いたします♪


明日天気になあれ・・・切実に(-人-)
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明日、ボス夫さんが生まれて初めての磯釣りに挑戦するそうです!
真冬の海で磯釣りデビューとかどんだけチャレンジャー?(^^;

とりあえず生きて帰ってこい!www

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コメント

おはようございます!

「ウエルカムカム」のお言葉に甘えて
コメントさせて頂きます〜

こんなにたくさんの、お庭があったのですね〜
まったく知りませんでした・・・(^^;;
女子がキュンとなってしまいそうな愛らしさのある
お庭ですね〜
しかも、貸し切りVIP状態ですし〜
羨ましい!

人が少ない間に行きたいのですが
春休みが終わるまでは、定休日は息子に付き合う
約束なんで、またのお楽しみになっちゃいます〜(涙

続きを楽しみにしてますね〜!

ご主人様の初磯釣りはご無事でしたか〜?
行こう!と思われる、お気持ちがスゲ〜っす。

2015/02/01 (Sun) 09:58 | 京都花大黒店主 #- | URL | 編集
逃がした魚は・・・・・

こんにちは。いつも感心して拝読しています。

ところで遂にボス夫さんは磯釣りを始めたんですね。ビギナーズラックにならなければいいんですが。最初に味をしめると止められなくなります!笑)

経験者と一緒に行ったのだと思いますが、磯釣りとはいえやはり海は危険ですし、磯釣りは早朝や夜釣りになります。それに磯の状態が分からないと浮下の深さもなかなかわかりませんし、仕掛けの作り方や根がかり等のトラブルもあります。くれぐれも気を付けて下さい!

逃がした魚は、帰るまでに数倍の大きさになっていますが、無事に帰ったことを喜びましょう!笑)

2015/02/01 (Sun) 11:45 | 忠 #- | URL | 編集
花大黒ご店主さま

ようこそこんにちは\(^▽^)/

東福寺のお庭、あのチェック柄(?)のは何度か目にしたことがあったんですが
他にもこんなバリエーション豊富な石庭が設えられているとはわたくしも
全然知りませんでした(*^^*)
作庭家の重森三玲について調べてみたところ、松尾大社の松風苑も彼の作品だとか。
もう一度行ってじっくりチェックしなくては☆

ご子息のプリントタワー(笑)を思えば、貴重なお休みの返上もやむなしですよね!
TEは残念でしたが、ぜひたっぷりのご褒美で羽を伸ばさせてあげてくださいませ(^^)

ボス夫さん、夕方に『迎えの船がまだ来ぉへん』的メールが来てちょっとビビりましたが
無事帰宅いたしました(^皿^v
釣果はちょぼちょぼでしたがいわく、『めっちゃ面白い!!』んだとか。
帰宅早々、来週の予定を立ててるみたいですよ~(笑)

2015/02/01 (Sun) 17:18 | あすも #- | URL | 編集
忠さま

こんにちは☆
個人趣味全開の記事にいつもお付き合い頂いてありがとうございます💛

すでにハマってる様子ですよ~磯釣り(笑)帰宅早々来週の予定をあれこれ
考えてるみたいです(^皿-)~☆

それがですねー、実は一人で行ったんですよ(^^;
まあ元々冒険する人ではないので、釣り船屋さんやエサ屋さんに
超初心者で初チャレンジだと説明して、いろいろ助言や情報をもらってたみたいです。
それでもたった一人、岩島(初心者向けの岸から一番近い所らしい)に置かれた時は
『めっちゃ心細かった』らしいですけど(笑)


釣果はさほどではなかったんですが、とりあえず元気な顔を見れて一安心(*^^*)
娘の運転と一緒で慣れた頃が一番危ないんですよね!次回までにしっかり締めときます(笑)

2015/02/01 (Sun) 17:28 | あすも #- | URL | 編集

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